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2014年10月29日

悪性リンパ腫の下肢麻痺に対する治療が思いのほか早く回復しているという報告

最近日曜日になると眠くてどうしようもない北川です。この前の日曜日も11時間ほど寝てました。妻よありがとう。

 

保険を使った訪問マッサージは麻痺・拘縮がある方が対象ですので、同じような病気を持った人が多くなります。一番多いのは脳梗塞・脳出血ですが脊髄損傷も比較的相談の多い病気です。今回は、3ヶ月前から診ている悪性リンパ腫で脊髄損傷の症状がある患者さんの報告です。

 

脊髄損傷の分類

脊髄損傷は大きく分けて「外傷性」と「非外傷性」に分かれます。

外傷性は事故や怪我によるもので、私も今まで数名診させて頂きました。非外傷性はそれ以外のもので、今までだと脊髄梗塞の患者さんを診たことがあります。今回の患者さんは悪性リンパ腫(脊髄腫瘍)ですので非外傷性に入ります。

脊髄腫瘍でも悪性の場合は硬膜外腫瘍と言って、脊髄の外にある膜の上からギュッと押される感じだそうです。(下の図で言うと一番左のAの状態ですね)。イメージだけだと腫瘍の中では一番ダメージが少なそうでしょうか?

脊髄腫瘍の種類

 

(参照:脳神経外科疾患情報ページ

 

大きく変化する麻痺の症状

今まで脊髄損傷の方を診てきましたが、マッサージやリハビリで麻痺が大きく改善することはなく、筋力の維持・疼痛管理・残存機能を使ったADL向上が主な目的でした。

脊髄腫瘍の患者さんも初めてお会いした時、今まで見た脊髄損傷の患者さんと変わらない下肢の麻痺や知覚異常があり、「出来る範囲で頑張っていきましょう」と治療を始めました。

治療の内容は一般的によく用いられる内容です。寝た状態での下肢訓練。足の指を触り知覚の確認。ヒップアップ。下肢の開閉。座っての体幹バランス訓練。状態が良くなってからは立ち上がり訓練。座っての下肢訓練です。

3ヶ月前の状態

下肢の動きはMMTで言うところの「2」で重力を除けば動かすことが出来る状態でした。痙縮はなく、弛緩性麻痺の状態でした。ヒップアップは背部が上がるものお尻はついたまま。下肢の開閉動作もうまく力が入れば動かせる状態。立ち上がりはとても無理。

現在の状態

MMTは3〜4の間。仰向けに寝た状態で足の曲げ伸ばしは私の腕の力だけでは止められない強さ。ヒップアップはお尻がしっかり上がり、開閉動作も軽い抵抗なら動かせる。車いすの手すりを持てば立ち上がりは自立しており、身体を前屈しての立ち上がりが今後の課題。

 

反省

目を見張る

私は今まで脊髄損傷はどのような場合も同じような経過をたどると思い込んでいたため、目を見張るとはまさにこのことでした。ネット上で闘病記を見ると麻痺状態から杖歩行まで可能になった方もみえるようです。

やはり事故などにより直接脊髄に傷を受けた場合と、腫瘍のように圧迫を受けての脊髄損傷では経過が違うのかもしれません。今後も、思い込みを捨て勉強し目の前にいる患者さんの変化をしっかり診て治療をしていかなければと想いを新たにしました。この報告が何かの参考になれば幸いです。

 

この患者さんが使っているスライディングボード付きの車いすです。手すりの部分が倒れてスライディングボードとして使えます。脊髄損傷のように、足は使えないが腕は使えるという方にはかなり便利だと思います。もちろんレンタルもあるので、興味ある方はケアマネさんに相談がいいと思います。


へばの〜

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