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2015年10月05日

【論文】リハビリ効果はやる気次第というニュースを深掘りする

ガッツポーズ

私は未だにガラケを使っておりまして、ケータイで得られるニュースは「ニュースEX」という朝日新聞提供の情報をトピックスだけ読めるというもの。こんな情弱な状況ですが、本日こんなトピックスを見つけました。

リハビリ「やる気が重要」 生理学研、サル実験で確認

なんかすごい共感できる記事が!朝日新聞GJ!

ニュースで深掘りするのは顎関節と管楽器の関係が報告されたとき以来です。

参考:管楽器奏者の顎関節症 その実態と改善法

ということで、報道内容を確認してみました。

やる気を引き出すことの価値を高める研究

リハビリ効果、やる気次第 生理研など サル実験で脳の部位確認(日本経済新聞)

自然科学研究機構・生理学研究所の西村幸男准教授と京都大学などは、脊髄損傷でまひした手足の機能の回復に重要な役目を果たす脳の部位をサルの実験で突き止めた。(中略)

研究チームは脊髄を損傷したニホンザル4頭を使い、エサを指でつかんで食べさせる実験を実施した。最初は指が動かずエサをうまくつかめなかったが、何度もくり返すと1カ月ほどで器用に食べられるようになった。この間の脳の活動を調べると、手の動きをつかさどる運動野という部位と、側坐核が活発に働いた。

手の動きが回復し始めたサルに側坐核の働きを抑える薬を注射したところ、運動野の活動が低下して器用に手を動かせなくなった。完全に回復した後に同じ実験をすると、手をうまく使ってエサを食べられた。

研究チームは患者の意欲を高めると、リハビリ効果を高めて運動機能が回復しやすいとみている。

なぜ引用が日経かといいますと、まとめ方がうまかったからです。朝日残念!

報道を確認する限り、リハビリ職の人には重要であり吉報であると感じました。私を含め「リハビリはやる気次第で効果が変わる!」とわかっていても、理論的な裏付けがないと根性論のように捉えられることもあります。それが科学的に解明されると、患者さんの「やる気を引き出すことが出来る」というのも大切なスキルだと認識してもらえるということです。

しかし、ここで終わっては「とにかくやる気があればリハビリの結果が良くなる」で終わってしまい臨床に応用できません。具体的に患者さんへフィードバックするために元になった論文を漁りに行きましょう。

生理学研究所とサイエンスを見に行った

まずは、発表の中心となった生理学研究所のプレスリリース。

“やる気や頑張り”がリハビリテーションによる運動機能回復に 大切であることを脳科学的に証明

脊髄損傷前のサルの側坐核を薬剤で一時的に働かない状態(不活性化)にしたところ、手を巧みに動かす動作(巧緻性運動)には全く影響がありませんでしたが、脊髄損傷からの回復途中(脊髄損傷後約1ヶ月)のサルでは、一旦直り始めていた手の巧緻性運動が障害されるとともに、大脳皮質運動野の神経活動が低下しました。また、手の機能が完全に回復した脊髄損傷後約3ヶ月では、側坐核の不活性化による手の巧緻性運動への影響はありませんでした。これらの結果から、脊髄損傷後の運動機能回復の初期では、側坐核による運動野の活性化がリハビリテーションによる手の運動機能回復を支えていることがわかりました。(中略)

運動機能回復のためのリハビリテーションにおいては、脊髄損傷や脳梗塞後のうつ症状は運動機能回復の妨げになっていました。精神状態を良くすることが、運動機能回復につながることを示しています。

簡単にまとめますと

  1. 麻痺がない猿の側坐核不活性化→変化なし
  2. 麻痺が回復途中な猿の側坐核不活性化→手先の動き低下
  3. 麻痺が回復した猿の側坐核不活性化→変化なし

ということで、麻痺が残るリハビリ期間中のみ、やる気をつかさどる側坐核によって運動能力が変化するという結果だったそうです。非常に興味深いですね。

サイエンスには、実験の詳細が載っていますが・・・

Function of the nucleus accumbens in motor control during recovery after spinal cord injury(Science)

ええ、英文なんです。高校時代、英語だけ悪すぎて留年しそうになった私には辛い!そこで出番だgoogle翻訳ということで読んでみましたが、なんとなくしかわかりませんでした(汗)英語に強い方は参考までにご覧ください。

ここまで読んで気になるのは、「運動機能回復の初期」では効果がありそうとされている点ですね。今回の実験は脊髄損傷ですが、初期というのは脳梗塞にある回復期と維持期の回復期を指してるのでしょうか?回復期に全回復していなければ、維持期も初期?今回の論文でこの辺がはっきりすることはないでしょうが、臨床的に言えるのは維持期でもやる気は超大切ってことです。

やる気がある=痛みが出づらい?

私の臨床経験から「やる気がある=リハビリの結果がいい」というのと共に「やる気がある=痛みが出づらい」と思っていました。やる気がある、というのは前向きと言い換えてもいいかも。

今回、やる気の中枢とされた「側坐核」。私はほとんど知らなかったので調べてみたら、「やる気がある=痛みが出づらい」は間違いでないことがわかりました。

ざっくり言うと、側坐核が活性化するとドーパミンが分泌され鎮痛に関与するそうです。

側坐核、もう少し勉強してみようと思います。

まとめ

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ふくぎ治療院では、リハビリ運動やはり灸マッサージの治療技術とともに、患者さんがどれだけ治療に前向きに取り組めるかということを重視しています。実際、書いている内容もそういうものが多いです。

鍼灸マッサージ師が外から刺激しただけでは治りません。刺激に患者さんの体が反応することで始めて治療が成立します。治療家が治すのではなく、患者さんの体が治しているのです。治療家は治すための標識を立てているに過ぎません。そう考えれば、患者さんの体をつかさどる気持ちを変化させることも、非常に有効な治療法だと考えています。

当院の特徴・・・どのようにやる気を引き出すか具体的に書いてます

うつ症状の症例・・・高齢者でうつ症状がある人は多いです。まずは、気持ちが前向きになるところからサポートしてます

明日も元気にエイエイオー!

へばの〜

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