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2015年11月10日

ギランバレー症候群の原因・症状と訪問リハビリマッサージの考え方

ギランバレー症候群の症状・経過と共に、当院がリハビリマッサージを行う際の内容や注意点について書いていきます。

 

ギラン・バレー症候群とは

風邪

風邪症状からしばらくすると手足の力が入らなくなる病気です運動神経の病気が多くの場合感覚障害も随伴します。通常は2〜4週間で症状のピークとなり、数ヶ月で回復するとされています。重症の場合は、呼吸障害や運動神経に後遺症が残る場合があります。

発症は10万人に1〜2人と言われ、稀な病気です。子供から高齢者まで幅広い年代での発症が見られます。

原因

感染症により作られた免疫抗体が末梢神経を誤って攻撃してしまうことによる、免疫システムの異常とされています。なぜ一部の人にだけこのような症状が起こるのかはわかっていません。

神経伝達を行う神経細胞の「軸索」や、その働きを助ける(伝達スピードを速める)「髄鞘」が障害され症状が出ます。軸索が傷害された書状を「軸索傷害型」、髄鞘が傷害されたものを「脱髄型」と言います。

ギランバレー症候群の症状

 

脱髄型が多いとされますが、日本では両方を併発するケースも多く、この場合機能の回復が遅れることがあるようです。

症状

まずは風邪のような症状が発生します。その後、足から腕、顔へと下から上へ運動や感覚の障害が左右同時に起こります。

それ以外の神経が障害されることにより、呼吸器障害、嚥下(飲み込み)障害、視覚障害(物が二重に見える)、自律神経障害などの症状が出ることもあります。

検査

【髄液検査】背中から髄液を抜き、蛋白数は増えるが、細胞数は増えていないことを確認する。

【神経伝達速度検査】末梢神経伝導速度の低下が起こっているかを確認する。

その他、【筋電図検査】【血液検査】なども行われる。

治療

発症の初期には【免疫グロブリン大量療法】【血漿交換療法】【免疫吸着療法】など、症状が悪化しないような治療が行われるが、後遺症が残った人の積極的な治療のためにはリハビリが必要。呼吸に障害がある場合は人工呼吸器も使われる。

予後

発症の2~4週以内に症状はピークに達し、6~12ヶ月前後で寛解することが多いが後遺症が残る場合もある。

欧米からの報告では、約15%は後遺症で自力歩行ができず、死亡例も約5%存在する。日本の調査では約10%が自力歩行が出来ず、死亡例は1%未満とされている。

 

訪問リハビリマッサージの治療方針

ここからは、当院が行っている訪問リハビリマッサージ、はり灸について、私の考えを書いていきます。

上でも書いたとおり、ギラン・バレー症候群の積極的治療はリハビリテーションしかありません。多くの方は入院時のリハビリで回復しており、上記の調査通りであれば退院しても自力歩行が出来ない10%の方へ治療を行うことになります。そして、当院は多くがケアマネジャーからの紹介のため高齢者のリハビリが中心となり、これを前提とした考え方となります。

脳梗塞などとの違い

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運動障害が出る病気として、よくリハビリ治療を行うのは脳梗塞や脳出血などの病気です。ギラン・バレー症候群と同じように麻痺が出ますが、その原因は全く違います。

脳梗塞などは、脳の血流障害が起こることで脳神経が壊死し症状が出ます。ギラン・バレー症候群は上でも書いたとおり、神経の髄鞘や軸索が傷害され麻痺が起こります。

文献などを見つけられなかったので強くは言えませんが、神経の壊死と傷害であれば、傷害の方が回復する可能性やスピードが早いのではないかと思います。これは、リハビリ病院から退院してからも同じではないでしょうか。

治療を行う最初の段階では、残存機能を使って何が出来るかを考えますが、ギランバレー症候群はある程度の麻痺した部分の機能回復も前提に、リハビリを進めています。

まずは睡眠と食事

シニア夫婦の食事

しかし、機能回復を目指したリハビリを行うためには体力が必要になります。高齢者の場合、体力低下でリハビリさえも難しい場合がある。その際は、まず十分な睡眠と食事が取れているかが重要となります。このどちらが欠けても体力は向上しません。

睡眠が取れない場合は、夜間の痛みなどが主な原因と考えられますので、まずはそれを出来るだけ取り除くようマッサージやはり灸を行います。

食事については、当院で首の治療を行い飲み込みしやすい状況を作りながら、通所施設やご家族、訪問歯科などと協力しながら嚥下の回復を目指すことになります。

一番のリハビリは日常生活

足のリハビリ

リハビリと聞くと、専門職の人間にやってもらうイメージがあるかもしれませんが、在宅でそのようなリハビリを行える時間はごく僅かです。中心は自ら継続して毎日行うものであり、それが一番効果に繋がります。

そして、毎日行うためには「リハビリの時間」というものを作るよりも生活そのものをリハビリにすることです。そのためには、残存した機能で出来ることは自分で行うという姿勢が大事になります。

それが出来るようどのように動き、どのような福祉用具を使えば自分で安全に動けるようになるか。福祉用具事業所の方も含めて考えていく必要があります。

動けない場合は拘縮の予防

関節可動域訓練

とは言っても、重症のでほとんど寝たきりの方もみえます。その場合は、拘縮を予防しながら動かせる筋肉を使っていくことが重要です。マッサージやはり灸で筋肉を緩めながら、痛みで力が入らないよう施術者が関節を動かす「関節可動域訓練」を行っていきます。

継続的なリハビリのための痛み改善

マッサージ

ギラン・バレー症候群は運動麻痺だけでなく、感覚麻痺も伴います。その際、ジンジン・ビリビリするような痛みや痺れを感じる人も少なくありません。

どれだけリハビリにやる気があっても、体を動かすと痛みが出ては効果的に行うことは出来ません。

マッサージやはり灸は痛みの緩和に効果的です。痛みの治療も行うことで、リハビリが出来る体づくりを手伝います。

他の介護事業所との連携

ガッツポーズ

ここまで当院がどのようなことが出来るかを中心にお伝えしましたが、実際に関わることが出来る時間はわずかですし、全ての治療が出来るわけではありません。

そのため、主治医や介護事業所との連携も非常に重要となってきます。重症の方の場合でご家族がある程度の日常介護が行えるようであれば、主治医に意見を頂きながら

  • デイケアでの通所リハビリ
  • 訪問看護による体調管理
  • 訪問ST、訪問歯科での嚥下改善
  • 福祉用具事業所からの状態に合った介護道具

などが中心になってくると思います。

終わりに

当サイトでは、症例を紹介しており、ギラン・バレー症候群の方のものもあります。

ギランバレー症候群の訪問マッサージ症例

この病気は進行性でなく、神経が壊死しているわけではないので、根気よくリハビリを続ける体力さえあれば改善してく病気です。今よりもやれることが増え、生活に前向きになれるよう協力したいと思っております。

へばの〜

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