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2016年02月06日

脳出血麻痺の回復リハビリに赤核が重要というニュースを掘り下げる

脳出血のリハビリに関係する記事がありましたので、ご紹介とともに毎度のこと、もう少し詳しく調べてみました。

脳出血まひ、回復の「道」判明 リハビリ積むと代替神経(朝日新聞)

脳出血によるまひが、リハビリで改善するメカニズムを、生理学研究所(愛知県岡崎市)と名古屋市立大学の研究チームが動物実験で明らかにした。(中略)大脳の運動野からの命令は神経回路で脊髄(せきずい)を経由し手足に伝わる。この神経回路が脳出血で遮断されると、まひが生じる。研究チームはラットで実験。まひした前脚を強制的に使わせるリハビリを1週間した結果、脳の運動野から、脳幹の「赤核」と呼ばれる場所へ神経が複数伸びていることが確認された。

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麻痺などに対してリハビリをすることで、新しい神経回路が構築され回復に向かうことは以前から言われていましたが、具体的なことはわかっていませんでした。今回「赤核」という場所の重要性が認識され、より効果の高い治療の可能性が出てきました。

ニュースでは「脳出血」とありますが、脳梗塞など脳のダメージによる麻痺症状が出る病気全般に応用が出来るかもしれません。

生理学研究所が出しているプレスリリースでもう少し具体的な内容を確認できます。

リハビリテーションは脳の配線を変え、機能の回復を導く
―脳卒中後の麻痺肢の集中使用による運動野-赤核路の増強は、運動機能の回復と因果関係を有する―

脳出血を起こしたラットに対し、リハビリテーションとして麻痺した側の前肢を一週間集中的に使用させると、前肢の運動機能が著しく回復し、運動野において手の運動に相当する領域が拡大することを発見しました。加えて、リハビリテーションを実施したラットでは、訓練を行わなかったラットに比べ運動野から赤核へ伸びる神経線維が増加している事を発見しました。さらに、ウィルスベクター二重感染法を使い、この運動野と赤核を結ぶ神経回路の機能を選択的に遮断したところ、リハビリテーションによって回復した前肢の運動機能が再び悪化することを証明しました。

脳幹の赤核とは

脳幹の中でも中脳にあり、血管が集まり赤く見えることから赤核と言われます。

赤核とは大脳や小脳からの指令を受け、不随運動の調整を行う部位です。不随運動とは、自分で動こうと思っていないのに勝手に動いてしまう運動を指します。

この部位に障害が起こると、振戦や筋トーヌス異常などが起こると考えられています。

研究結果はどう活かされていくんだろう?

今回はラットでの研究のため、人間でも同じような現象が起こるとは限りませんが、再現される可能性は高いと思います。であれば、同じようなリハビリを行えば効果を出せそうですが、今回の報告では具体的なリハビリの内容について触れられていません。

プレスリリースに書いてあるのは、「リハビリテーションとして麻痺した側の前肢を一週間集中的に使用させる」。報道では「まひした前脚を強制的に使わせるリハビリ」とだけあります。

ラットに人間の指示は通りませんので、「非麻痺側抑制療法」という方法ではないかと思われます。麻痺していない側を強制的に使えなくして、麻痺側を使わせるようにするものです。

現状では「非麻痺側抑制療法」の作用機序を示したものと考えるのがいいかもしれません。

今回のような発表が出てくることで、リハビリ効果の全体像が見えてくることを期待したいですね。そのような裏付けが、患者さんのモチベーション維持に必要だと考えています。

へばの〜

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