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2014年10月14日

【天気痛】台風など気圧の変化による頭痛は交感神経優位と血管収縮が原因だった

ルーペを持った少女

「台風 頭痛」などで検索すると多くのページで頭痛の原因を

低気圧により気圧が下がる→血管への圧が下がり血管が弛緩(緩む)する→何らかの要因により神経を圧迫し痛みが出る

としているとお伝えしました。もし、本当にこれが原因なのであれば冷やして血管を収縮させるという対処法が正しいのかもしれませんが、様々な報告ではこの原因とは逆のデータが出ております。

色々説明する前に知っておいて頂きたい体の作用があります。

  • 交感神経優位=痛み出やすい=血管収縮=血圧上昇
  • 副交感神経優位=痛み出づらい=血管弛緩=血圧低下

以上を前提にお読み下さい。

 

血管が弛緩するなら血圧は下がるはずだが・・・

血圧を計る

もし、台風などの気圧の変化で血管が弛緩するならば同時に血圧は下がるはずです。血液が通る管が緩んで太くなるなら中の圧は下がりますよね。しかしこのような報告があります。

血圧は低気圧が来る前に上がる

春季の13日間にわたって測定した約4000人の男子学生について、調べたものです。(中略)低気圧がやってくる前の日に、すでに血圧が高くなっていることを示していると思われます。前の日、まだ、そんなに天気がくずれていないうちに、翌日の低気圧の影響をうけて血圧が上がっていると考えられます。なお、気圧以外の天候の要素として、気温、湿度、雲量(または雨)との関係を調べましたが、これらと血圧との関係は、まったく見られませんでした。(中略)下がりつつある気圧の変動を感知し、これが不安としてのストレスとなり、自律神経を介して、血圧の上昇を起こす可能性が考えられます。

台風が来ると頭痛が出る方は、台風が直撃したその日が一番頭痛がする日でしょうか?多くの方は、直撃前に頭痛を感じ「これは天気が悪くなるな」などと感じることが多いのではないでしょうか?それは上記でいうところの血圧の上がり始めのタイミングと似通っております。つまり低気圧が近づいて痛みが出ている時、血管は収縮し血圧が上がっている可能性があります。よく言われる話とは真逆ですね。

 

血管が弛緩するなら、副交感神経が優位になっているはずだが・・・

ラット

次は、気圧の変化と自律神経について名古屋大学の佐藤純先生の報告です。

天気変化と痛み

ラットの自律神経系の応答について検討したところ、微少な気圧低下でも血圧、心拍数が増加した。また、交感神経末端から分泌されるノルアドレナリンの血中濃度も減圧環境下で上昇することが分かっており、低気圧はラットの交感神経を興奮させるものと考えられる。(中略)坐骨神経損傷のみを施したラットでは観察された痛覚過敏行動の増強が、坐骨神経損傷+交感神経除去ラットでは出現しなかった7)。以上の結果から、メカニズムには交感神経興奮が関係していることが強く示唆される。

上記の内容を詳しく、かつ気温との関わりも含めて書かれているものもありますのでご参考までに。

参考:「気象変化による慢性痛悪化のメカニズム

一般的に自律神経と血管との関係性として

  • 交感神経優位→血管収縮
  • 副交感神経優位→血管拡張

と言われています。気圧が下がり血管が弛緩するということであれば、副交感神経が優位であることが自然なはずです。しかし上記の報告では交感神経優位であり、血管は収縮している可能性が示されています。

やはりこちらでも、気圧低下時には血管は収縮している可能性が高くなっており、弛緩での痛みの説明は難しいと考えられます。

 

やっぱりまずは温めろという対処法になる

前回は確率論で「冷やすよりまずは温めるほうがいいよ」と伝えました。気圧低下で交感神経優位になり血管が収縮して痛みが出ているならやはり温めて血管を弛緩させた方がいいということになります。冷やすと血管がより収縮してして逆効果であり、気持ちが休まる程度ではないでしょうか。

逆に温めて悪化する場合は、ここで上げた病態とは異なる頭痛であるか温めすぎです。熱いお風呂やサウナも体を温めますが、温度が高すぎると体は緊張するため交感神経が優位になります。これでは温めても効果が出づらいどころか痛みが増す可能性が高いです。体に強い刺激とならない温度で温めることがポイントになってきます。

 

気圧低下=交感神経優位であれば様々なことにも説明がつく

ここからは、ちょっと細かい部分になりますが交感神経優位だからこそ出るであろう随伴症状についても説明してみます。興味のある方はどうぞ。

頭痛以外の痛みも出やすい

交感神経優位になると痛みの閾値が下がる(痛みを感じやすくなる)。なので、元々痛みが出やすい人が気圧によってより痛みを感じやすい状態になる。そのため、腰痛や頭痛以外の神経痛、首肩の痛みも併発する可能性が高い。

気持ち悪さが出やすい

気持ち悪さを併発する人もいるが、交感神経が緊張すれば胃の働きが低下する。そこで、刺激物や量を多めに取れば普段大丈夫であっても働きが低下しているので発症しやすくなる。

めまいが出やすい

めまいを併発するのは、血管収縮により耳の奥にある内耳がむくみやすくなる。このむくみがめまいの原因になることが多く、交感神経優位でめまいも併発することに説明がつく。

足上げ

今回は気圧との関わりで書きましたが、気圧の変化がない状態での頭痛も同じケースである可能性が高いと感じています。自律神経や筋緊張が絡んでいるからこそ、鍼や活法で効果を出せない頭痛は少ないです(危険な頭痛は除く)。本当に頭痛で困っている方は鎮痛剤や温めは一時しのぎになってしまいますので、運動や治療で気圧が変化しても影響を受けづらい体づくりをお勧めします!

へばの〜

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