名古屋の脳梗塞、脳出血、パーキンソン病、大腿骨骨折などの訪問リハビリマッサージはふくぎ治療院


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治療症例

治療症例

拘縮

脳梗塞で寝たきり・褥瘡の訪問リハビリマッサージ症例

病名・症状
患者情報

80代 女性 旦那さんと同居 要介護4

導入経緯

数年前から痛みなどによりベッドで過ごすことが増え、1年前からはほとんどベッド上での生活に。そのため褥瘡が出来てしまった。主治医からリハビリをする事業所を入れるようケアマネジャーに話があり相談があった。

ADLの状況

基本的に全ての動作は家族に介助してもらいながら行っている。仙骨部の褥瘡、膝の痛み・拘縮、起き上がり時のめまいがあり耳が遠い。こちらの声掛けに反応は出来る。デイサービスを利用される以外はベッド上で生活している。

治療内容

早急に褥瘡の改善が必要であり、そのためには寝返りの自立や座位時間の確保が必要になってくる。寝返りは手すりがあれば可能だが、寝てテレビを見るためベッドの手すりが外されていた。必要性を説明し、テレビの角度を変えることで手すりを設置させてもらう。

治療としては褥瘡部以外のマッサージと膝を中心とした関節可動域訓練。ベッド上での下肢筋力強化訓練と座位バランス訓練を行う。起き上がりは急に行うとめまいが出る可能性があるので背上げを使い少しずつ座位に近づけていき眼振なども確認しながら座るようにした。週3回訪問。

経過

自身で寝返りが出来るようになったこともあり開始3ヶ月で褥瘡の状態は良好。座位の時間が増えたことで起立性のめまいも減った。家族の介護負担が大きいためショートステイも利用開始。ただ、痛みや不調でリハビリは思うように行なえず寝返り以外はADLにあまり変化が見られない。粘り強く治療していく。

考察

褥瘡がある患者さんは治療の前に褥瘡になってしまった原因を考え再発しない環境づくりをすることが早急に必要となる。今回も、すぐに福祉用具事業所と相談し手すりなどの変更を行った。意識があるが寝たきりの人はどれだけ日常的に座位を取れるように出来ることをゴールとし、そのためには何が必要かを考えながら治療を行っている。

COPDの訪問リハビリマッサージ症例

病名・症状
患者情報

80代 男性 娘さんと同居 要介護2

導入経緯

COPDの治療を終え退院するが、訪問看護・介護を多く利用するためリハビリに介護点数を回せない。そのため、健康保険で利用できる訪問マッサージの利用をケアマネジャーが提案され依頼があった。

ADLの状況

ベッドからの起き上がりや車椅子への移乗が出来、伝い歩きも短距離なら可能。排泄はポータブルトイレを使用。ただしCOPDによるSpO2(動脈血酸素飽和度)の低下が見られ常に経鼻カニューレを利用されているが安静時でも90%前後になることもある。動作時に息切れが見られ、外出は難しい。腰椎圧迫骨折による痛みはほとんどない。娘さんは日中勤務している。

治療内容

退院前に病院でのリハビリを確認させてもらい、始めは本人が慣れているメニューを中心に行った。呼吸に対しては、肋間筋や胸筋、頚や肩を中心としたマッサージと関節可動域訓練。足についてはベッド上での筋力強化訓練を中心に行った。

運動時は常にSpO2を確認しながら行い、95%以下になったら休憩という形を取った。安静時の時点で95%を下回っている場合はマッサージ中心の治療で対応した。その日ごとの体調確認のためにも訪問看護の記録を確認させてもらい、調子の変動などがある場合は連絡帳に記録を残すようにし連携を心がけた。週2回訪問。

経過

開始3ヶ月後SpO2少しずつ安定が見られ平均で95%になる。本人の歩行意欲が強いため立位での下肢筋力強化訓練を開始。動作時の息切れも減ってきた。その後、歩行器を使いトイレ利用を目的とした歩行訓練を開始。歩ける距離も伸びていき半年後には誰かの見守りがあれば安全に行えるようになった。

ただ、歩行器を使用すると経鼻カニューレに引っかかってしまうことがある。そのため福祉用具事業所と相談し出来るだけ手すりが途切れないような道具の導入と動線を作ることでつたい歩きでのトイレ利用になりより安定した。

考察

この症例の方はSpO2の状態が非常に良く、状態も安定していったためはっきりとした回復が見られた。しかし、他のCOPDの方の場合入退院を繰り返したり、退院出来たものの亡くなってしまうケースもある。肺炎を併発しやすく食事量が低下する場合もあり、合併症の予防が重要となってくる。そのためにも、主治医や訪問看護との連携が必要。

脳出血で寝たきりの訪問リハビリマッサージ症例

病名・症状
患者情報

80代 男性 施設入居 要介護4

導入経緯

寝たきり状態で褥瘡も出来てしまい、拘縮が進んでいた。リハビリが出来ておらずケアマネジャーから依頼があった。

ADLの状況

日中寝たきりで、痙性麻痺のため患側の拘縮強く自分で動くことは難しい。お話はされないが、うなずきなどで意思表示は出来る。小便はバルーン対応。食事の際は車椅子に座り介助してもらいながらご自身で食べることも出来る。仙骨部に褥瘡あり、手指も赤みが出てきている。処置のため訪問看護を利用。

治療内容

全身のマッサージと関節可動域訓練。施設職員さんから股関節の緊張が強くオムツ替えが大変とのお話があったので、ここを重点的に行う。関節可動域訓練は仰向けで行うと褥瘡が悪化する可能性があるため横向きで行う。合わせて、端座位訓練で全身の筋緊張低下を目指す。この際も褥瘡部に負担がかからないよう注意した。

職員さんより、介護用クッションの当て方や移乗方法、安定座位の方法など相談があったのでそれぞれお伝えした。特に介護用クッションの当て方は重要で、良肢位を取るため効果的に利用するにはコツがあるため写真を撮って共有してもらった。週2回訪問。

経過

治療開始してすぐに車椅子で座った時の傾きが減り、飲み込みが良くなったためか食事のスピードが上がった。褥瘡は2ヶ月ほどで完治したため、控えめに行っていた関節可動域訓練や端座位訓練もしっかり行うようにした。

日中も座る時間が増えたことで傾きがなくなり、全身の筋緊張も低下。オムツ替えも以前より楽に出来るようになったと話があった。

その後、誤嚥による入院がありADL低下。拘縮の悪化予防と褥瘡予防を一番の目的として治療を行う。

考察

寝たきり状態であったが、意思疎通が出来たためある程度の回復が見られた。反応が全くない方だと維持は出来ても改善は難しい。介護施設では職員さんから色々相談を頂くことが多いので、普段からセミナー等に参加して最新の知識を取り入れるよう取り組んでいる。

側わん症の訪問リハビリマッサージ症例

病名・症状
患者情報

70代 女性 独居 要支援2

導入経緯

少しずつ腰・膝の痛みと姿勢が悪化。長距離の歩行が難しくなって困っている中、電話で訪問マッサージの勧誘があり興味を持った。ケアマネジャーにそのことを相談したところ「信頼できるところがあるから」と紹介頂いた。

ADLの状況

明らかに背骨が側湾しておりバランスが悪い。腰の痛みが強く、特に歩行をすることで悪化。長距離の歩行は難しい。また、浴槽の利用も難しくシャワー対応。自分のことは多くを話されずふさぎ込みがちで、不眠、幻聴などのうつ症状?が見られる。側わん症を改善させ好きな着物が着たい。

治療内容

腰を中心とした疼痛緩和を目指しマッサージを行う。側わん症は脊柱の回旋の問題が絡むので、自然に調整される活法という技を使用。外出用のシルバーカーが押すのに力が必要という話があり高さも調整が必要だったため、福祉用具事業所と共に再選定行い負担が少ないものへ変更した。

会話については、出来るだけ傾聴の姿勢を心がけ頚〜肩の緊張緩和も念頭にマッサージを行った。訪問開始3ヶ月後に本人の希望もあり実費での鍼治療も併用することになった。

経過

痛みについては、安静時の痛みは半分程度に。ただ、歩行時の痛みは強く出る。シルバーカーの変更もあり以前よりは長い距離を歩けるようになった。側わん症は、治療後かなり変化するが長続きしない状態が続いたが長い目で見ると少しずつ改善傾向。座位での側弯はほとんどなくなり、以前は出来なかった正座が出来るようになった。今後は立位時の姿勢が課題。

うつ症状はかなり軽減され、訪問時の口数が増え不眠の訴えもなくなった。幻聴については薬の変更も功を奏し今は聞こえないとのこと。立位で姿勢が悪化し痛みも出ることから、今後は股関節に焦点を当てて治療を進めていく予定。

考察

側わん症は「痛みがなければいい」という考え方も出来るが、本人が見た目を気にして閉じこもることもありQOLにとっては見た目の変化も重要だと考えている。背骨の見た目はS字で横の変化が問題に見えるが、実際には背骨の回旋が原因のためその調整が中心となる。

シルバーカーについては、本人の優先順位(荷物置き・重さ・幅・持ち手など)を確認しその中で一番体に負担の少ないものを選ぶようにしている。この方の場合「どんどんシルバーカーが先に進んでいってしまう」ということで、抑速ブレーキがあるもの使ったがそれが負荷になってしまいより困難になってしまった。実際には姿勢が前かがみになりすぎることが問題だったため、高さを高くし持ち手の形を変更することで姿勢がよくなり問題が解決した。

骨折後の痛みに対する訪問マッサージ症例

病名・症状
患者情報

70代 女性 独居 要介護3

導入経緯

転倒により骨盤骨折。リハビリ後退院したが股関節や腰の痛みが強く日常動作も不安定。独居でもあり痛みの回復が望まれるため、ケアマネジャーより依頼があった。

ADLの状況

室内で伝い歩きは出来るが、外での歩行は痛みがあり不安定で危険。横向きに寝ると股関節が痛いため、仰向きで寝るようにしているが今度は腰が痛くなる。その股関節は外転制限があり拘縮が見られる。それ以外にも膝やこむら返りもある。ベッドは使わずフラットなソファで寝ている。

デイサービスなどの利用は後ろ向きで、ご自宅で過ごされる時間が長い。血圧がかなり高く主治医より食事制限の話もあるが本人は受け入れていない。

治療内容

本人は色々なものに対するこだわりが強く、デイや介護用ベッドの必要性を伝え利用を促したが現状のままでいいとのこと。

痛みを取るマッサージだけでなく運動リハビリの提案もしたが却下。本人は家の中でも出来るだけ動くタイプで最低限の筋力はあったので、痛みが取れた後日常生活でのADLを期待してマッサージと関節可動域訓練中心の治療を行った。また、血圧が高いため治療前と治療後に測って記録し必要に応じてケアマネジャーに報告した。

経過

開始3ヶ月で痛みは1/3程度になり日常動作はほとんど痛みなく行えるようになった。その後もマッサージでの治療希望があったため、ご自身で行える運動方法をお伝えし実践して頂く。

痛みが減ると、こちらが心配になるくらい動かれるがそれにより足の動きも良くなり、外での歩行をシルバーカーを使い短距離であれば行えるようになった。軽い転倒や痛みの再発もあったが2年ほどは安定して生活が維持できた。しかし、心臓の状態が悪くなり入院。入院が長期に渡りADLが大幅低下。独居は不可能ということで、家に帰ることは出来ず治療終了。

考察

痛みでADLが低下している場合は、鍼灸マッサージで効果が出やすくADLが改善する例が多い。骨折の術後は骨が繋がっていても痛みが出ることが多く、その場合はメスを入れた皮膚や筋肉にある神経からの痛みであることが少なくない。このような場所の血流改善や緊張緩和で痛みの改善が期待できる。

高血圧について、鍼やマッサージでの改善する場合もあるが高齢者の場合塩分過多で出ていることが多く食事の管理が優先となる。治療後は一時的に血圧が上がる場合があるので、血圧を測り高すぎる場合は治療内容を減らしたり中止することもある。

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