以前、検索意図を意識したページ構成の記事を書きました。
今回は、こちらの内容を前提に書きますので、未読の方はぜひご覧ください。
こちのページで個別ページ=ある病気について詳しく書いたページは、「病名 地名」で検索流入した人向けに作りましょうということを書きました。
具体的な検索意図は「つらい私の症状、病院でよくならないから多少遠くてもいいので、とにかく治してくれそうなところはないか」です。
こう考えている人が欲しい情報、教えてほしいことは何なのかをふまえ、必要なコンテンツを考えていきます。
個別ページで用意したい6つのコンテンツ
個別ページだからこそ用意したいコンテンツの一覧です。
- 症状への共感
- これまで改善しなかった理由
- 症状の本当の原因
- 鍼灸で解決できる理由
- 症状を持っている人にアピールできる独自性
- 自院に向く人向かない人
もちろん口コミや症例、料金や地図など基本情報もあった方がいいです。
ただ、基本情報は他のページでも掲載する内容です。
今回は、個別ページに欲しいコンテンツを深堀りしていきます。
①症状への共感
症状についてのページなので、その症状で日常生活のどんなことに困っているかも想像できると思います。
具体的な困りごとを列挙し、そのつらさについて共感を示すことで「この人なら私のつらさを理解してくれそう」と思ってもらうことが重要です。
言い換えると、病院でつらさを理解してもらえない、話を聞いてもらえないという不満を持った人が多いとも言えます。
②これまで改善しなかった理由
前提として、病院に行っても改善しなかった人をペルソナとしています。
なので「なぜ私は病院で治らないのだろう」という疑問に対する答えを用意することで、あなたの鍼灸院に興味を持ってもらえます。
同時に、このあとに説明する鍼灸治療への説得力を増すことが可能です。
この時に気をつけたいのは、病院を悪く書かないことです。
病院へ行った選択が間違っていた、という印象を与えると自院の印象も悪くする可能性があります。これは、③の原因を書くときにも同じように気をつけましょう。
③症状の本当の原因
「本当の原因」と書きましたが、言い換えれば鍼灸ではその症状を改善する時にどのポイントを重視して見ているのか、ということを伝えます。
「病院で改善しなかったのは、肩こりが原因だからです」のような形です。
ここも「なぜ私は病院で治らないのだろう」に答えながら、新しい発見・気づきを得てもらう場所になります。
④鍼灸で解決できる理由
前提として、病院や整体などと比べられるので鍼灸がなぜその症状に対して優れているかを伝える必要があります。
前段の原因を元に、鍼灸であればその原因をどう解決し症状を改善できるか伝えましょう。
合わせて、具体的な施術メニューや手技なども伝えると説得力を増します。
病院との違いを表にして比較するような手法もあります。
⑤症状を持っている人にアピールできる独自性
鍼灸が良いと伝えても、他の鍼灸院よりも自院を選んでもらう説得力が必要です。
改善までのはやさ、症例の多さ、専門性の高さ、症状を持っている人に特化した環境など、自院だからこそ提供できる強みを伝えましょう。
具体的な数字を用いることで、説得力が増します。
⑥自院に向く人向かない人
「病名 地名」で調べる人は、改善したい意欲が高い傾向があります。
本気で治したい人向けの院であること、気持ちよさやお試しの人には向いてないことを伝えることで、「私が探していたのはこういうところだ」という想いを強くしてもらえます。
悩んでいる人の背中を押すようなコンテンツです。
6つ必ず用意しなくてもいい
6つの用意するコンテンツを紹介しましたが、必ずしもすべて用意する必要はありません。
また、6つに分ける必要もありません。
説明しづらければ「②+③」や「③+④」のような形で1つにまとめてもOK。
知りたい情報を用意することが重要なので、あって伝えたコンテンツはあくまでも例です。
検索意図、読んでいる人がどんな気持ちなのかを想像しながら作ることが大事です。
どんなことを書いたらいいか迷ったら、そこに立ち返ってみましょう。