相談の中で相談が多いのはリスティング広告(検索連動型広告)についてです。
以前は広告を使うことに否定的な鍼灸師が多い印象がありましたが、前向きに考える人が増えたなという印象です。
今回はリスティング広告の代行をしてくれる業者について情報を共有します。
私もまだまだ知らないことも多いので、SNSで情報いただけると嬉しいです。
リスティング広告が難しいかは人や場所による
私は自分で運用していますが、設定はさほど難しくないと感じています。
本やネット検索だけでできます。
鍼灸だけで考えれば都市部以外ライバルも多くないので、勘がいい人はなんとなくの設定でも結果を出してます。
とは言え、数字を見たりPC操作全般に不慣れな方にとって設定だけでもハードルは高いようです。
また、都市部では運用成績が上がらない、費用に見合わないためやめる人もいます。
パソコン操作全般が苦手、都市部である、出稿を急いでいる、こんな人は運用代行業者にお願いする価値が出てくると思います。
リスティング広告の業者選びについて
リスティング広告を使ったことがない人にとって、運用の良し悪しを判断するのは難しいため、主な指標は金額になります。
その時に迷うのが安い手数料の会社にお願いするべきか、もう少し高い手数料でもしっかり運用してくれそうな会社にお願いしたほうがいいのか。
リスティング業者については、同じように質問頂くことが多いので私の考えを書いておきます。
運用手数料の目安は広告費の20%
一般的に、リスティング広告の手数料というのは広告費(Googleなどに払うお金)の20%くらいと言われています。
1ヶ月50万円の広告費なら10万円(20%)の手数料なので、広告にかかる費用は全部で60万円というイメージです。
20%の手数料は広告費が20万円以上をイメージされており、それ以下の広告費の場合は金額にかかわらず一律に設定されることが多いです。
治療業界専門業者の代行手数料はかなり安い
どんな業種でも対応する、ある程度の規模感の会社の中で安いとされている手数料が2万5千円程度です。
これに対し、治療業界専門の業者は1万〜1万5千円くらいで請け負う業者がたくさんあります。調べると5千円というところもあります。
手数料を我々業界の治療に当てはめると、脳内イメージはこんな感じ。
- 2万5千円→院長ではないがスタッフが患者二人同時対応で治療
- 1万円→受付の子が指示された場所に電気当てたあと、スタッフが少し揉んでくれる
- 5千円→受付の子が無言で電気だけ当ててくれる
月5千円のとこはやめよう。
どの業者がいいかは広告費によって違う
手数料が1万円と2万5千円のところ、どっちがいいのか?
これはかけられる広告費で考える方法があります。
使える広告費全額が5万円だったとしましょう。
・業者A 手数料2万5千円 広告費2万5千円
・業者B 手数料1万円 広告費4万円
手数料の違いで、実際に運用できる広告費が60%も違います。
こういう場合は、基本業者Bでいいかなと。
業者Bはきめ細かいことは望めませんが、最低限望んだ設定はしてくれますし露出量が60%変わるのは大きいと思います。
広告費が10万、20万となってくると手数料の割合が下がります。
この場合は業者Aにお願いすることで、予算が無駄にならないよう設定してくれたり広告効果を高めてくれることが期待できるので、手数料よりも多く回収できると考えます。
代行業者にお願いする際の注意点
費用について
主に代行手数料について書いてきましたが、これ以外にもお金がかかります。
一番多いのは、広告の初期設定を行う際に料金が発生します。
また、Googleの広告以外にYahooでも出したい、今熱いYou Tubeの広告も一緒に!となると手数料が高くなります。
業者によって設定が違うので、よく確認しましょう。
運用報告について
通常、1ヶ月毎に運用を行った成果を運用報告書などでまとめて報告があります。
手数料が安いところでは、この報告がない場合もあります。
また、報告書はないけどGoogle広告の管理画面は共有するので自分で確認してね、という場合もあります。
運用報告書もあり管理画面も共有してくれるところをすすめます。
契約期間について
リスティング広告の業者は、比較的最低契約期間が短く1ヶ月で解約できるところもたくさんあります。
最低1年契約、となっているところはよっぽど信頼がある場合を除いておすすめしません。
電話勧誘の業者に注意
業者選びは、知り合いに相談するかインターネットで検索して探しましょう。
電話でリスティング広告の営業してくるところがありますが、ネット広告屋が電話営業している時点でお察しですからやめましょう。
実際に電話営業から契約した人の話を紹介します。
「運用手数料と広告費込み込みでで1万円!」と言われて契約し、実際検索すると広告は表示される。
しかし広告費が1万円の内いくらに設定されているのかわからず、運用報告も一切なし。広告に出している症状での来院はずっとない。契約期間は最低1年。
広告を出せばなんでもいい、というものではありません。
代行業者選びは人と相談しながら進めよう
広告運用の効果を高める
今回は業者選びについてサクッと書こうとしましたが、かなり長くなってしまいました。
広告はサイトの作りを工夫したり、技術を高めたり、治療費を考えたりなど利益を出すための一つの手段であり投資です。
広告の効果を高めるために努力できる人が向いています。
そういう方はぜひ検討してみて下さい。